写真は東京ゲームショウのインディーコーナー「room6」さんのブースです!
「イベント出展してみたいけど、アプリのブースってなにをすれば良いの?」
デジゲー博や東京ゲームショウのインディーコーナー、BitSummitなどで、ゲームアプリの展示をおこなう場合は、どんなことをしたら良いのかと質問いただいたことがあったので、そのときの回答をまとめてみました。
アプリに限らず、体験型のコンテンツの展示に応用できる部分もあります。これからなにかイベント参加の予定がある方の参考になればうれしいです。
ちなみに、わたしはroom6さんのお手伝いでの参加が主なので、もっとリアルな部分を知りたい場合はroom6の代表まさしさんのブログをお読みいただければと思います!
まさしブログ
イベントで良く見るアプリのブースとは
「ブース」もしくは「スペース」というのは、出展者に与えられた区画のことです。このあたりは実際にイベントに行ってみないとイメージしづらいので1度はイベントに行って確認してみてください。
わたしが参加した中でよく見かけるブースは、
- アプリを実機で展示、試遊
- アプリのプロモーションムービーの展示
- アプリ紹介のフライヤーの配布
- アプリに関するバッチやステッカーをプレゼント
- アプリに関するグッズを作って販売(グッズの販売は禁止されているイベントもあるので要確認)
です!そして、
- アプリをブースで試遊
- アプリをダウンロード
- アプリに関することをSNSにその場でハッシュタグをつけてシェア
などをおこなってもらったら、
バッチやステッカーをプレゼント
する流れはよく見かけます。
アプリを試遊してもらうには
「遊んでいきませんか?」と声をかけるのはなかなか勇気がいりますし、シャイなお客様もいらっしゃいます。
あらかじめアプリの紹介や特典内容を大きく印刷してブースに貼っておくと、遠くからも見えますしわかりやすいです。なにも書いていないと展示のみに見えてしまいますので、試遊できることがわかるようにします。説明する人がいなくてもわかるくらいにしておくとシャイな方でも戦えます。むしろ説明せずに遠くからお客様の反応をみるのも良いかもしれません。
また、イベントは音が聞こえにくかったり、集中しにくい環境であることが多いです。いきなり激ムズだったり長いチュートリアルだったりするとつらいです。
操作方法を紙に書いてお客様のそばに置いておくと親切です。操作方法は、英語バージョンも用意しておくと安心です。ゲームショウなどでは海外のお客様も多くいらっしゃるからです。
音が聞こえないとむずかしいゲームの場合はヘッドフォンを用意しておくと安心です。
グッズは配布?販売?
グッズは特典として無料で配布しても良いのですが、お客様になにかやってもらってから特典を渡すほうがアプリのことを認識してもらえます。
特典にはアプリの名前やダウンロードリンクがわかるようにしておくと、お客様が後からアプリの情報を追うことができます。
グッズの販売は、ファンの方に喜ばれます。また、グッズの魅力に惹かれてくれるお客様もいるかもしれません。ただし、イベントによってはグッズの販売が禁止されている場合もあるのでイベントの規約をよく確認してください。
フライヤーや特典の制作はお早めに
ポスター、フライヤー、ステッカーは印刷屋さんに発注、バッジはバッジ屋さん(印刷屋さんでもやってたりする)に発注して制作する場合、どこに発注するかを決めて納品スケジュールを確認しておきます。特急料金だとお高くなってしまうので、早めに発注するのがオススメです。
ブース設営に必要なアイテム
試遊用端末、充電器、充電用ケーブル、テーブルに敷く布、ポスターを飾る場合はスタンド、ポップ各種、ポップを立てておくミニイーゼルやワイヤーネット、販売をする場合は値札&お釣り準備金、養生テープ(ガムテープは糊が残るので✕)などなど、、、事前に荷物を会場に送れる場合は送付受付期間をかならず確認します。
高さを出したほうが目立つので、ポップはスタンドを使って設置することがあります。
わたしが購入して便利だったのは下記のポップスタンドです。かさばらないし、スチレンボードに貼り付けた厚みのあるポップもちゃんとはさんでくれます。
100円均一で売っているワイヤーネットを結束バンドで組み上げるとスタンドやラックをつくることができます。グッズ販売をおこなう方にオススメです!
アプリのリリース前に出展するか、リリース後に出展するか
これはリリース前にお客様の反応を見たいとか、イベントに出展する目的によります。
ただ、リリース前なのであれば、予約トップ10などの事前登録サービスへの登録を促すと◎です。
yoyaku-top10.jp
イベント前にあらかじめアプリの情報を予約トップ10に登録しておきます。そして、イベントでお客様に事前登録サービスに登録してもらうことで、アプリの配信がはじまったタイミングでお客様にお知らせが届きます。
イベントに参加することのメリットとデメリット
メリットは、メディアの方と直接お話できるチャンスがあったり、お客様のリアルな反応を見ることができることなどがあります。
イベントに来るテンションを持ったお客様なので、面白いと思ってもらえれば長くアプリで遊んでくれる可能性があります。
デメリットは、イベント出展の準備や当日の稼働などもろもろのコストが発生するということです。また、爆発的なダウンロードのきっかけに必ずなるかといえばそうではないですし、イベント出展しなくてもダウンロード数の多いアプリはたくさんありますよね。
ただ、いつも少人数チームもしくはほぼひとりで開発をしているという方には、こういったイベントでプレイヤーとなってくれる方と触れ合う機会がモチベーションアップにつながるかもしれません。
わたしは楽しくあそんでもらっているところを見るともっとつくろう!と思うタイプなので、定期的にリアルイベントに参加するスタイルです。なにげなく言われた一言で画期的なアイデアが生まれることって意外とあります。
おわりに
なんか準備が大変そうだぞ!?思われた可能性大ですが、やろうと思うとたくさんやることがあります!もちろんすべてに対応する必要はなく、ご参考になればということで!
大事なのは、イベント出展の目的を見失わないよう、計画的におこなうことだと思います!(なんでもそうだけど…!)